マクロビオティックは海外セレブなどから人気を集め、最近では雑誌やメディアにも取り上げられるなど日本でも注目を集めています。どのような食事をするべきなのか、具体的にご紹介します。
マクロビオティックの食事
マクロビオティックの食事はシンプルで、玄米などの雑穀を中心に、季節の野菜を選ぶのはもちろん、減農薬や無農薬、有機栽培、昔ながらの方法で作られた野菜を使用するのがポイントです。また、旬を大切に夏には夏に採れる葉ものを、冬には冬に採れる根菜などの野菜を主に選ぶようにします。
タンパク質は主に大豆製品などの植物性タンパク質をおすすめします。体調や季節、人によっては月に数回は肉や卵など動物性タンパク質を摂っても良いです。ミネラル豊富な海藻は、毎日でも摂取できると良いですね。あれはダメこれはダメなどと制限をするようなものではなく、消化にできるだけ負担をかけない”食べ方”を選択すると身体ばかりか心もすっきりとしてくるのです。
調味料選びも重要なポイントです。いくら無農薬や減農薬の食材にこだわっても調味料が添加物まみれでは残念。全体を少しずつできるところから変えていくことが大切です。しょうゆなら時間をかけて発酵しているもの、塩も海塩や岩塩などできるだけ自然に作られたもの、精製度の低いものを選ぶようにします。
自分のライフスタイルや日々の体調に合わせて自由に食事を変化させる事ができるようになるのがマクロビオティックの魅力です。病気になる前に少し身体をいたわってあげる大切さ、人間には数値で計れない”命”の働きがあります。自身の生活にどのように摂りいれたらよいのかなど基本から学んでいきましょう。
甘いものが食べたい時は
私たちの周りには美味しいお菓子がたくさん溢れています。いきなりそれらを断つというのは、大きなストレスとなってしまいます。我慢をしてストレスを溜めてしまうとマクロビオティックの食事法も長くは続きません。甘いものが食べたい時は、量を気をつけて少しにするなど、また季節のフルーツやドライフルーツを選択肢に入れるとよいでしょう。
最近ではマクロビオティックのルールに則ったスイーツも販売されています。いきなり完璧な食事を目指すのではなく、無理なく少しずつ食事を変化させていきましょう。
忘れがちな基本
食事内容に注目されがちですが、忘れてはならないのが食べ方です。それは「よく噛んで食べる」『腹八分目』『感謝して食べる』という事です。食事の基本ですが、柔らかい料理を食べる事の多い現代人は噛む回数が少なくなっています。玄米や野菜はしっかりと噛み砕かないと消化不良を起こす事もあります。また、噛む事で分泌される唾液は消化吸収を助ける役割もあります。 味わいながらゆっくりと食べると自然と感謝の気持ちがわいてくることでしょう。